日本精機、中国の工場増強−計器・樹脂成形事業を拡大

　【新潟】日本精機は２５日、中国の江蘇省南通市にあるグループ会社・日精工程塑料（南通）が工場を増築すると発表した。同社は樹脂材料の着色加工メーカー。増築は計器事業の強化と樹脂成形事業の拡大が目的。

　０８年１月着工、同年１０月に稼働開始の予定。投資額は約４億円。同社の０７年の売上高は６億円の見込み。２０１０年は１１億円を計画している。

　増設部分は１階建てで延べ面積５２３７平方メートルで現在の工場と同程度の規模。樹脂の成形機などを導入する。

　新工場では計器用の指針の成形や文字板の印刷、樹脂加工部品の製造を行う。新工場の稼働により、加工製品の販売を日本精機グループ以外の中国の日系企業へも拡大したい考え。