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100歳医師 気力充実「頼られる限り現役」/曽於・吉井さん
(12/26 07:27)
100歳を迎えても医師として気力充実の吉井三郎さん
 曽於市末吉で、100歳を迎える今も開業している医師がいる。元日に満100歳となる吉井三郎さん。10月に病気で一時入院したが、12月には復帰。自分の体調を見ながら診療を続ける。「患者が頼ってくれる限り仕事を続けたい」とまだまだ意欲満々だ。
 日本医師会によると、「100歳の現役医師は広島に開業している人がいると聞いたことがある。情報をまとめてはいないが、非常に珍しい」としている。
 吉井さんは1908(明治41)年1月1日生まれ。父親の勧めで医者をめざし、38(昭和13)年に慈恵医大(東京)を卒業。病院勤めや陸軍軍医を経て戦後、故郷・旧末吉町で開業した。二科会元理事長の故吉井淳二画伯は実兄に当たる。
 患者は古くからの顔見知りが多く、親子三代通う人もいるという。多い日は1日10人ほど、風邪の症状などを訴える患者が訪れ、聴診や薬の処方、注射など行う。
 耳は少し遠くなったが「記憶力はしっかりしていて、まねができない」と近くに住む長女・川野久美子さん(68)。食事に気を配り、くよくよせず楽しいことを考えるのが長寿の秘訣(ひけつ)。孫3人が医者の道に進んだのも楽しみの一つという。
 15年前に妻に先立たれ、川野さんらが様子を見る。10月に心筋梗塞(こうそく)をわずらい入院。脚力が弱り車いすに頼るようになった。しかし、気力に衰えはなく「仕事は楽しく生涯医者を続けたい」と張り切っている。
 吉井さん宅の隣で開業し、主治医を務める久木原正さん(49)は「気力とともに内なる力を秘めている。長年医療に尽くし、先輩医者として尊敬する」と話した。
 





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