医師免許を持たずに医療行為をしたとして、医師法違反罪に問われた、瑞穂市野白新田、無職河口哲也被告(32)の初公判が25日、岐阜地裁(田邊三保子裁判官)で開かれ、河口被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、「借金などで金欲しさから、偽医者になろうとネットで画像を取り込み、医師免許証を偽造した」と指摘。2005(平成17)年12月に本巣郡北方町平成で診療所「アイクリニック北方」を開業し、総診察回数は約1万2400回に上ることを明らかにした。
冒頭陳述などによると、河口被告は医師免許がないのに05年12月から07年7月まで、同診療所で、9人に問診や検眼、コンタクトレンズの処方など26回の医療行為をした。
河口被告は先月、医師免許証を偽造したとして、有印公文書偽造・同行使の疑いで追送検された。県警は来月、詐欺の疑いで追送検する方針。 |
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