北海道大学大学院文学研究科行動システム科学講座
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  各リサーチ・チーム(ゼミ)は、1名の教員を中心として、複数の大学院生・学部生から構成されています。 まず、学部生は、学部3年の始めに所属するゼミを決め、通常の講義で社会心理学の教育を受けると同時に、 独自の研究を進めます。大学院生と共同で研究を行うこともあれば、学部生1人で独自の研究を行うこともあります。 そして、4年生の終わりに、それまでの研究成果をまとめた卒業論文を執筆します。
  大学院生も、やはり教員を中心としたリサーチ・チームに所属し、その中で自分の研究を行います。詳しくは、「大学院生募集」のページをご覧ください。

  北大社会心理学研究室のひとつの特徴として、教員と学生の関係が密である点を挙げることができると思います。学生は日常的に教員と議論を交わし、教員と学生が肩を並べてデータを分析しているシーンも よく見られます。また、上述の通り、具体的な研究は各リサーチ・チームを中心として進められますが、 各チームは完全に独立しているわけではありません。教員同士の議論は日常的に行われ、 また学生もチームの区別なく交流し、意見を交し合っています。指導教員以外の教員と共同研究を行うことさえありえます。 「教員と学生、または教員と教員が常に議論を交わし、互いの刺激になっている」 という点は、北大社会心理学研究室のもうひとつの特徴であると思います。

北大社会心理学研究室の教員

* 各教員の名前の部分をクリックすると、教員個人のホームページへ移動します。そちらも是非ご覧ください。

教授 山岸 俊男 Toshio@let.hokudai.ac.jp
 米国ワシントン大学で博士号を取得。北大(1980年)、ワシントン大学(1984年)、再び北大(1989年)と籍を移しながら、社会を理解し説明するための科学としての社会心理学の構築を目指している。その研究は国際的に高く評価されており、国際心理学会をはじめ多くの国際学会で招待講演に招かれている。
 現在の中心的な研究テーマは、共感と信頼を含む社会的知性の研究と、ネット市場に代表されるこれからの社会に自発的な秩序をもたらす評判システムの設計、進化ゲームの視点からの文化の分析など。
 著書『信頼の構造』は日経経済図書文化賞を受賞。
 2004年、紫綬褒章受賞。

教授 亀田 達也 tkameda@let.hokudai.ac.jp
 米国イリノイ大学で博士号を取得。東大(1989年)、東洋大(1991年)を経て、1994年に北海道大学に赴任。社会心理学の教育を受けたが、現在は社会心理学に限らず、広く行動科学的なアプローチを採っている。
 最近の中心的な研究テーマは、社会的存在としてのヒトの行動メカニズムを進化・適応の観点から明らかにすること、ヒトを人たらしめる社会的・文化的影響や規範形成のダイナミクスの検討など。
 2000年度 William D. Hamilton Award (Human Behavior and Evolution Society)、最優秀論文賞(日本認知科学会)を受賞。
准教授 結城 雅樹 myuki@let.hokudai.ac.jp
 東京大学大学院人文社会系研究科修了、日本学術振興会特別研究員、オハイオ州立大学ポストドクトラル研究員を経て現職。
 専門は、社会心理学・文化心理学。現在の中心的な興味の一つは、集団状況における人間の行動と心理過程。その文化的多様性と、その多様性を生じさせる社会構造的原因の理論的・実証的検討を行っている。その背後にある信念は、「文化心理学的手法は、真に普遍的な心理学理論への接近を図るための有効なツー ルである」。
 キーワードは、集団間関係、偏見・差別、協力、社会的アイデンティティー、文化。
教授 高橋 伸幸 ntakahas@let.hokudai.ac.jp
 米国アリゾナ大学で博士号取得。2001年北海道大学に赴任。アリゾナ大学では社会学的社会心理学者としての教育を受けたが、その後興味の幅は心理学的社会心理学、実験経済学、進化生物学などへと広がっている。
 個人の心・行動メカニズムの解明よりも、それらが基本的に相互依存的であること(各個人の行動は相互に影響しあっている)から、社会現象や社会構造の生成・変容メカニズムを探ることが最終目標である。現在の研究テーマは、利他行動の適応的基盤、公正感の機能、社会ネットワークの生成と変容など。
 アメリカ社会学会社会心理学部門最優秀大学院生論文賞、日本心理学会研究奨励賞を受賞。
教授 大沼 進 ohnuma@let.hokudai.ac.jp
 名古屋大学文学研究科修了、(株)三菱総合研究所研究員、北大行動システム科学講座助手、富士常葉大学講師を経て現職。
 専門は環境社会心理学。環境問題、とくに廃棄物問題を中心に、市民参加の効果や環境配慮行動の促進について、社会的ジレンマや公正感などの観点から応用的なアプローチをしている。理論と実践は 一体であるとの立場をとっており、実験室実験のみならず、社会調査やロールプレイングゲームなど、複数の手法を用いている。
助教 中島 晃 nakajima@bs.let.hokudai.ac.jp
 1993年北海道大学文学部卒業、1995年同大学院修士課程修了。2000年より助手に就任。 専門は応用統計学、行動計量学。行動科学分野において実験や調査によって得られる複雑なデータから、 有用な情報を抽出するための方法の開発、および、その手法の有効性の検討を行っている。
助教 石井 敬子 ishii@let.hokudai.ac.jp
 2000年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。博士号取得(2003年)。2002年から2年間、北大助手を務めた後、北大およびミシガン大学にてPD研究員として比較文化研究に従事。2007年から社会科学実験研究センター所属。文学部兼坦。専門は文化心理学、社会心理学。文化と認知の関わりに興味があり、とりわけ、文化特有なコミュニケーション様式を反映して、発話の情報処理のメカニズムが形成されるのか?をテーマにした研究を行ってきている。





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