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韓国 硝酸積んだタンカー沈没

韓国南部・チョルラ南道のヨスの南およそ95キロ沖合の対馬海峡で、25日朝4時すぎ、近くの港から台湾に向かって航行していた韓国船籍のケミカルタンカー「イースタン・ブライト」(1323トン)が、遭難信号を発信したあと沈没しました。この事故で、韓国人とミャンマー人あわせて15人の乗組員のうち、1人が救助されましたが、残る14人は行方不明になっています。現場の海域は風が強く、波の高さが4メートルに達しており、韓国の海洋警察の艦船やヘリコプターによる捜索活動は難航しているということです。また、タンカーには工業用の硝酸2100トンが積まれており、周辺の海域では海水の酸性度を測定するなど、海洋汚染の有無を確認する作業が進められています。韓国では今月7日にも、西部の沖合で大型タンカーがクレーン船と衝突し、原油1万キロリットル余りが流れ出す事故があったばかりで、沿岸では漂着した油の回収作業が続けられており、相次ぐ海の事故に、漁業や環境への影響が懸念されています。
もどる12月25日 23時37分
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