他人への意図的な「つば吐き」は有罪=米裁判所

2007年 03月 8日 19:26 JST

 [サンフランシスコ 7日 ロイター] 米国の裁判所は7日、他人に意図的につばを吐きかけるのは有罪との判決を下した。

 患者につばを吐いて訴えられていたジェフリー・レウェリン被告には2年の保護観察処分が言い渡され、同時に50時間の地域奉仕活動も命じられた。

 同被告は2004年、ワシントン州ワラワラにある医療センターで、自分に罵声(ばせい)を浴びせた患者につばを吐きかけていた。

 つば吐きは暴行にならないとして被告は控訴していたが、連邦第9区巡回区控訴裁判所がこれを棄却した。 

 裁判所は「人に向かって意図的につばを吐くのは単純暴行に準じる攻撃的な振る舞い」だとしている。