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14年前の強盗殺人 押谷容疑者は「2億円横領」も発覚

2007.12.25 18:25
このニュースのトピックス凶悪事件
使用済みの下着を民家に捨てたとして逮捕された押谷和夫被告=2日、大阪府茨木市使用済みの下着を民家に捨てたとして逮捕された押谷和夫被告=2日、大阪府茨木市

 平成6年1月、大阪市北区の「大阪第一ホテル」の客室で派遣社員の女性=当時(26)=が殺害された事件で、大阪府警捜査1課と曽根崎、茨木署は25日、強盗殺人容疑で大阪府茨木市彩都あさぎ、会社員、押谷和夫被告(48)=廃棄物処理法違反罪で起訴=を再逮捕した。公訴時効まで約1年に迫る中、事件は急転。当時の現場の遺留物のDNA型と押谷容疑者のDNA型が一致した。押谷容疑者は「はっきり覚えていません」などと供述、容疑を否認しているという。

 また、押谷容疑者が以前勤務していた大手百貨店で約2億円を横領し、株式投資に流用していたことも判明。百貨店によると、全額弁済したため刑事告訴は見送られ、14年1月に懲戒解雇処分になったという。捜査1課は事件当時の生活実態についても追及する。

 調べでは、押谷容疑者は6年1月16日午後6時ごろ、大阪市北区梅田の大阪マルビル内にある大阪第一ホテル26階の一室で、女性の頭や顔を殴り、首を絞めて殺害。手提げバッグを奪った疑い。

 押谷容疑者は昭和52年から大手百貨店に勤務。百貨店によると、子会社のクレジットカード管理会社に出向して経理を担当していた平成10年ごろから着服を始め、13年12月に発覚するまでに約2億円を横領していた。

 発覚当時は手元に1億数千万円が残っており、押谷容疑者は「株式購入資金に充てた」と釈明。全額を弁済することを約束し、数回に分けて弁済したという。

 6年の事件当時は本社の事務を担当しており、事件当日は午前中は出勤、午後から年休を取得。担当者は「事前に年休を申請していたと思う」と話しており、捜査本部は押谷容疑者がホテルを予約しデート嬢を呼んだ経緯を詳しく調べる。

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使用済みの下着を民家に捨てたとして逮捕された押谷和夫被告=2日、大阪府茨木市
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