マイクロソフトは24日、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学の3校と「マイクロソフトソースコードアグリーメント」を締結したと発表した。各大学の研究者が、Windowsのソースコードへアクセスすることが可能になる。
マイクロソフトでは、開発者など向けにより広範なソースコードへのアクセスを提供する「シェアードソースイニシアティブ」を展開している。ソースコードアグリーメントは、その一環としてアカデミック分野向けの「マイクロソフトリサーチソースライセンシングプログラム」で提供されているものだ。
東京大学では、大学院情報理工学系研究科の米澤明憲教授が代表を務め研究してきたソフトウェアセキュリティに関する成果が、Windowsの安全性と信頼性の向上・強化のために有効か検討している。慶應義塾大学では、環境情報学部の村井純教授、理工学部の寺岡文男教授を中心に、OSの基盤技術として新しいインターネットプロトコルの研究・開発、組み込み実験を行なう。早稲田大学では、理工学部コンピュータ・ネットワーク工学科の中島達夫教授が代表を務めるプロジェクトにおいて、Windowsのモニタリング機能の強化について研究することを検討している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2326
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( 永沢 茂 )
2005/06/24 14:45
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