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故障はこじらせないで
回答者:藤原 邦康│日時2007/01/17 20:23
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michiruさま
膝の痛みというのは本当につらいものです。「大したことはないから」ということで放置しておくと、歩くのも困難な痛みに発展してしまうのが膝の痛みの特徴です。
まさに「昨日までは痛くなかったのに」という感じで、突然痛み出して、1日にして「松葉杖が欲しい」というところまで、苦痛が生じてしまいます。
ストレッチで違和感を感じたということですが、それは決してストレッチで直接的な故障をしてしまったわけではなくて、蓄積していた症状に「引き金を引いてしまった」場合が多いのです。
ご自分でできる療法としては、まずは2、3日(「急性期」といいます)は、腫れを押さえるために、アイシングをする必要があるかも知れません。
ただし(!)、今の時期(現在1月)では、何もしなくても節々が冷えますので、氷やアイスパックをあてる必要はありません。しばらく安静にしていてください。なるべく膝に負担がかからないように生活することを心がけてください。
横になって、あるいは、椅子に座って安静にしていただくのが一番ですが、それが無理な場合は傘でも何でもいいですから、左膝に負担がかからないように気をつけてください。
特に階段には注意してください。昇りももちろんですが、特に、下り階段では膝への負担が増大します。少々カッコ悪くても、しっかりと手摺りにつかまって移動してください。(坂道も同様です。)
それと平行して、なるべく早いうちに手足(四肢「しし」)に特化したカイロプラクターに膝および足首を診てもらってください。
おそらく、左足首を支える筋肉、あるいは、膝を支える筋肉が弱化していると思われます。
カイロプラクティック・ケアでは足の骨や膝、骨盤の配列を整えると同時に、弱化している筋肉を調整することによって、局所への負担を減らして、痛みを軽減していきます。
お辛いと思いますが、なるべく、早く処置をしていただいくのが一番だと思います。痛みを抑えることももちろんですが、再発しないように根本的な解決方法を探ってみてください。
もちろん、私も引き続きご相談に乗らせていただきます。一緒に解決していきましょう。
いつでも、何度でもご連絡ください。
補足1:「氷やアイスパックをあてる必要はありません。」と上記しましたが、極端な腫れがある場合は別です。患部が熱を持っている場合は適宜アイシングをする必要があります。
補足2:「傘でも何でもいいですから、左膝に負担がかからないように気をつけてください。」とあるのは、「杖などをついて負担がかからないように気をつけてください。」の意です。表現が不明瞭でたいへん失礼しました。
藤原 邦康│日時:2007/01/18 04:26
早々のご回答ありがとうございます。
藤原先生、ありがとうございます。
問題の箇所を痛めたときには、瞬間的に電気が走るような痛みを感じたことを覚えています。
(ストレッチのときに感じる違和感とは、また別の「痛み」です)
思い返すと、当時は少しムリなストレッチをしていたかなと思います。
過度の負荷で膝の筋を痛めてしまったのではないかと考えているのですが、そういう事例もあるのでしょうか?
michiru│日時:2007/01/17 20:37
ご質問ありがとうございます。
痛みが出たからと言って、必ずしも、すぐに思い当たる出来事が影響しているとは限りません。スポーツの、いわゆる「古傷」、あるいは、「階段で一段踏み違えてしまった」など、ささいな動作によっても故障をすることがある得るんですよ。
特に足の左右バランスの乱れが蓄積してくると、痛みの症状につながりやすいです。
michiruさまは、靴底の磨り減りの偏りなどが気になったりしたことはありませんか?
左右の違いだけでなく、片足でも内側と外側に極端な磨り減りの差が出ていたりはしませんか?
大げさですが、日常の一挙手一投足のクセが出やすいのが、足から膝にかけてなのです。一度、お近くのカイロプラクターにご相談してはいかがでしょうか?
藤原 邦康│日時:2007/01/17 20:54

評価者:michiru│日時:2007/01/17 21:07
丁寧なご回答、本当にありがとうございました。
たしかに靴底の磨り減りには、だいぶ偏りがあります。きっとバランスが崩れてしまっているのですね。大変勉強になりました。
今のところ日常生活に支障をきたすほどの激しい痛みではないのですが、早めに先生のアドバイスにしたがって、治療を受けてみようと思います。
ありがとうございました。