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12/22-12:40--岡山市が県に政令市実現へ協力要請　石井知事

　定例岡山市議会で政令市実現に関する意見書が議決されたことを受け、高谷茂男市長と宮武博議長は２１日、県庁を訪れ、石井正弘知事と天野学県議会議長に議決を報告するとともに、０９年４月の移行へ向けた協力を改めて要請した。また同日、県と同市の基本協定が２５日に締結されることも発表された。 　知事室を訪れた高谷市長は「住民福祉向上と市の発展を図り、一層広域的な役割を果たすべく、政令市移行を目指しており、実現へ特段のご配慮を」と書かれた要望書を提出。宮武議長も議決されたばかりの意見書を手渡した。 　石井知事は「この重みをしっかりと受け止め、政令市実現へ全力で取り組みたい」と強調。「２月定例県議会で意見書を議決いただければ、県内の手続きが終わる。この勢いでやっていけば、要望書通りのスケジュールで移行できるのではないか」と期待を込めた。 　これに対し、高谷市長は「知事のリーダーシップで、最初は遅れていたがスピードを上げていただいた。（基本協定が）今年中に調印できる段階になった。本当にありがたい」と話した。 　２５日には、法令に基づく１３８７項目の事務移譲など権限や財源移譲に関する市と県の合意事項を明記した基本協定を締結。０８年２月定例県議会で意見書が議決されれば、同年４月ごろに県、県議会、市、市議会の４者で国に要望する予定となっている。 　順調に進めば同年１０月ごろの閣議決定を経て、０９年４月に政令市へ移行が実現する。