下着不法投棄の男　女性“殺害”で再逮捕へ

　自分が身に着けた女性用の下着を民家などに不法投棄したとして起訴された男が、９４年に大阪市のホテルで起きた女性殺害事件に関与していた疑いが強まり、警察は２５日午後、この男を再逮捕する方針。

　大阪・茨木市の会社員・押谷和夫被告は、自分で一度身に着けた女性用の下着などを自宅近くに不法投棄したとして、２１日に起訴された。

　警察が調べたところ、９４年１月に大阪・梅田のホテルで会社員・中嶋和子さんが殺害された際に、部屋に残っていたＤＮＡが、押谷被告のＤＮＡと一致した。この事件では、現場の部屋から逃げた男の画像が公開されたが、犯人は捕まっておらず、警察は押谷被告がこの画像の男とみて、２５日午後に強盗殺人の疑いで再逮捕する方針。

　押谷被告は当時、現場近くの百貨店に勤務していたが、事件前後も変わった様子はなかったという。