24日午後6時10分ごろ、東京都練馬区大泉町4の東京外環自動車道で、走行中のマイクロバスのドアが開き、乗っていた埼玉県ふじみ野市市沢3、同市立東原小5年、吉崎健君(11)が転落、後続の埼玉県毛呂山町の運転手(25)の2トントラックにはねられ、頭を打って死亡した。埼玉県警高速隊はバスを運転していた同県川越市今福、会社員、引地功一さん(33)や運転手から事情を聴いている。
調べでは、現場は外環道と関越自動車道との分岐点。2車線のうち右側の車線を走行中に吉崎君は、左側の車線に転落した。
ドアはスライド式でバス左側やや前寄りにある。吉崎君は、左右に2列ずつある座席のうち、ドアに近い左側の前から2番目に座っていたが、事故当時はドア近くのステップに立っていたらしい。通常は運転席で開閉操作をするが、当時はドア付近でも手動で開閉可能な状態だった。
バスには、川越市の少年サッカーチーム「川越福原SC」の児童24人が乗り、コーチを務める引地さんが運転し、茨城県かすみがうら市で練習試合を終え帰宅途中だった。バスは06年製造で定員29人。チームを運営する学習塾などを経営する会社の所有で、引地さんは社員。
現場は関越自動車道と交わる大泉ジャンクション(JCT)付近。この事故で同6時40分から約4時間、外環道内回りの和光インターチェンジ(IC)−大泉JCT間が通行止めになった。【小泉大士、北川仁士】
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