12/24 16:14 更新

佐賀県武雄市の入院患者射殺事件で、佐賀県警は24日、久留米市にある指定暴力団道仁会の本部事務所への家宅捜索を行いました。午前10時ごろから始まった佐賀県警による道仁会の本部事務所への家宅捜索は、60人体制で行われました。この事件では、接見した弁護士の話などから、殺人容疑で逮捕されている道仁会系組員、今田文雄容疑者(61)が、入院していた宮元洋さんを対立する九州誠道会の関係者と思い込んだ「誤認」により射殺した可能性が高まっています。また、今田容疑者は今年8月、福岡市で射殺された道仁会の松尾前会長への「恩義」から犯行に及び、自分ひとりの考えで起こした事件だと組織の関与を否定しているということです。警察では24日の捜索で、けん銃の入手ルートなど調べを進め、事件の全容解明を図る方針です。