福岡放送局

2007年12月24日 22時0分更新

入院男性射殺 道仁会を捜索

11月、佐賀県武雄市の病院で入院していた男性が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は逮捕された暴力団員が所属する福岡県久留米市の暴力団事務所を捜索し、組織的な関与がないか調べを進めています。

捜索を受けたのは、福岡県久留米市にある指定暴力団道仁会の本部事務所で、24日午前10時に佐賀県警察本部の捜査員およそ60人が捜索に入りました。
福岡市の道仁会系の暴力団員、今田文雄容疑者(61)は11月8日、佐賀県武雄市の病院に入院していた宮元洋さん(34)を拳銃で撃って殺害したとして殺人の疑いで逮捕されました。
今田容疑者は「道仁会の会長が抗争で殺害され、その仕返しに対立している暴力団の関係者を殺害した」と話しているということです。宮元さんと暴力団とは関係がなく、警察は暴力団抗争の巻き添えになり人違いで殺害されたとみて、組織的な関与がないかどうか調べを進めています。