ひろしま2001プラザ Hiroshima2001 Plaza

広島市民の平和の祈りと活動、暮らしぶりなどをお伝えしています。

   

星野村と高信寺の火が「8・6灯ろう流し」に使われます

 7月27日、「8月6日灯ろう流し」の主催者である中振連(広島市中央部商店街振興組合連合会)の下井さんが高信寺に来られました。佐藤和尚さんは下井さんに火を運ぶ用具を貸し出し、使い方など親切に教えました。
 下井さんは、月曜日に福岡県星野村から広島原爆の残り火を貰ってきます。この火は、高信寺の「合わせ火」とともに、8月6日の「灯ろう流し」に使われます。
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神戸元気村代表山田和尚様からの書簡

各分燈先のみな様

 謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 昨年来より神戸元気村代表 山田和尚が始めました「平和の燈・こころ」分燈活動の趣旨にご理解いただき、分燈を受け入れて下さった皆様のお心にあらためて感謝いたします。 山田和尚は、たくさんの方に賛同いただきながら分燈活動を展開していくなかで、その燈の本当の由来を知るに至り、私どもは「この燈のことを忘れてはいけない。多くの人に、後世の人に伝えなくてはいけない。」と一層の広がりを見せることになりました。 現在、平和の火を灯し続けていられる福岡県星野村には、平和の火(原爆の残り火)を適正な管理のもと永遠に灯し続けるために、「星野村平和の塔の設置及び管理に関する条例及び規則(同封の条文をご参照下さい)」が制定されており、この条例によると許可なく又無原則な分火は認めないことになっております。 このようなことから、先日(平成13年5月30日)、福岡県星野村村長、村議会副議長、助役、総務課長の皆様と「平和の燈、こころ」の取り扱いにつきまして、次のような意見を交換させていただきました。 今日まで山田和尚が分燈してまいりました「平和の燈、こころ」は松本市神宮寺様に保存されていた灯から分燈いただいたものですが、星野村の方々とお話をするなかで星野村から松本市神宮寺に分火された事績がないため、山田和尚が分燈した「平和の燈、こころ」は、星野村の「平和の火(原爆の残り火)」として認めることができず、星野村の平和の火とは関わりのないあくまでも「平和の燈・こころ」であるとなりました。 以上が星野村の皆様方との意見交換の内容であります。 このように今回の分燈が、星野村との充分な意思の疎通が無い状態での分燈活動であったため、山本達雄さんを始めとする星野村村民の方々にご心労をおかけすることになりました。 山田和尚としましても、条例とか規則とか言うまえに、星野村が灯し続けてこられた平和の火に対する山本達雄さんをはじめ星野村の皆様の心を尊重することの大切さを痛感した次第です。 前述の活動当初におきます意思疎通の不足等の過程を、推し量っていただき、分燈先の皆様にはご理解いただきますよう、お願い申し上げます。 それと合わせまして、星野村村民が大事に守っていらっしゃる「平和の火」を、星野村に正式に申請いただきますと、分火してくださることになりましたので、すでに分燈いただいている方、海外での分燈を希望される方は、星野村役場総務課までにご相談下さい。 最後になりますが、この書面をお借りして、山本達雄さんを始めとする星野村村民の皆様、分燈を永久保存の勇気と覚悟で受け入れてくださった全国の皆様に、心から感謝申し上げます。  敬具
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ひろしま2001だより

    ひろしま2001だより              2001年7月
                         ひろしま2001事務局          
  高信寺の「平和の合わせ火」と星野村からの「平和の火」が、
               8月6日のとうろう流しの種火に用いられます。  

暑い日が続きますが 皆様いかがお過ごしでしょうか。
  昨年12月10日の「ひろしま2001・火合わせの御祭」でひとつになった、ピースウォークの火「こころ」と広島平和公園の「平和の灯」との「2灯合わせ火」が現在、高信寺で大切に保存されていますが、これに福岡県星野村の広島原爆の残り火「平和の火」も加わって、今年の原爆記念日の「とうろう流し」の種火に使われることになりました。
  昨年の「火合わせの御祭」で平和公園の「平和の灯」をご提供くださった広島平和文化センターの濱本康男常務理事から、「ひろしま2001」のあと福岡県星野村を訪問して、今年から広島市長からのメッセージを毎年村の式典に届けることを約して来られたという旨のご報告をいただきました。また、「火合わせの御祭」にピースウォークの火「こころ」をご提供くださった神戸元気村の山田和尚さんも星野村を訪問して、原爆の残り火についての共通認識と取り扱いについての合意を得て来られたということです。
 さらに、「8月6日とうろう流し」の主催者である中振連(広島市中央部商店街振興組合連合会)の下井さんも近々星野村を訪問します。今年の「とうろう流し」の3灯・種火の1灯を星野村から戴くことになっており、下井さんは先日 高信寺さんを訪問して火の搬送具などを借り受けました。
   とうろう流し  平成13年8月6日(月) 6:00pm とうろう流し開始
※ 「とうろう流し」開始前の5時30分頃から原爆ドーム対岸の「本部」にて、種火を合わせる小さなセレモニーが行なわれます。高信寺ご住職、山田和尚さんたちが参加予定です。
                
午後7時頃から、原爆ドームを照らし出す3000個余りのピースキャンドル。「合わせ火」はこの種火にも使われます。
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