県教委は21日、盗撮や飲酒事故などを起こした教師3人を、信用を失墜させたとして同日付で懲戒処分にした。教職員課は「教職員としてあってはならないことで、誠に残念。一層の規律の確保に努め、信頼回復に取り組みたい」とした。
同課によると、北薩地区の小学校の30歳代男性教諭は11月1日午後10時ごろ、加治木町内の書店で、女子高生のスカートの中を盗撮して県不安防止条例違反容疑で逮捕され、鹿児島簡裁に罰金40万円の略式命令を受け、懲戒免職処分とした。「雑誌やDVDで興味を持ち、数十回盗撮をした」と話しているという。
大隅地区の県立高校の50歳代男性教諭は10月6日午前1時半ごろ、鹿屋市内で飲酒自損事故を起こし、道交法違反(酒気帯び運転)罪で鹿屋簡裁に罰金30万円の略式命令を受け、停職6カ月の処分。同僚との飲み会から帰宅したが、「妻とけんかしてムシャクシャし、あてもなく車を出した」という。21日付で辞職した。
また、北薩地区の中学校の30歳代男性教諭は、4月9日午後8時ごろ、出水市内の国道で女性をはねて死亡させ、業務上過失致死罪で出水簡裁に罰金20万円の略式命令を受け、減給(10分の1、2カ月)処分。【大塚仁】
毎日新聞 2007年12月22日