台北(AP) 台湾当局は24日、与党・民主進歩党(民進党)が国民党独裁時代の名残りを払しょくしようとするなか、蒋介石元総統の遺体が安置されている北部・桃園県の「慈湖陵寝」を閉鎖した。
国防部は衛兵の配備を廃止し、広大な同墓所を閉鎖するよう指示した。元総統の遺体は1975年から、国民党が中国本土に戻るまでの期間、同墓所に仮安置されていると位置づけられている。
現在は最大野党の国民党と対抗している民進党の陳水扁総統は、23日の政治集会で、同墓所の閉鎖は税金の節約につながると発言した。