２４日午前０時ごろ、長野県千曲市稲荷山の国道４０３号交差点で、同県警千曲署生活安全課の志摩洋雄巡査部長（５２）運転のパトカーと、同市八幡の女性会社員（２９）運転の軽乗用車が出合い頭で衝突。女性は右手骨折などの重傷、志摩巡査部長も右肩打撲などの軽傷を負った。同署は志摩巡査部長を自動車運転過失傷害などの容疑で書類送検する方針。

　調べでは、パトカーは年末特別警戒パトロール中。赤色の点滅信号で一時停止せずに交差点へ進入した。乗用車側は黄色の点滅信号だった。志摩巡査部長は「次の警戒場所やその道順について考え事をしていた」などと話したという。同署の手塚博邦副署長は「年末安全運動期間中であり、事故防止を率先しなければいけない警察官が事故を起こし、大変申し訳ありません。再発防止を署員に徹底したい」と話している。【池乗有衣】