たつみや |
住 所
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東京都新宿区神楽坂4-3 | |
電話番号
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03-3260-7016 | |
営業時間
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11:30〜14:00、17:00〜20:00 | |
休 み
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火 | |
ジャンル
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うなぎ |
Web
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http://www.tatsumiya.ne.jp/ |
料 理
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特上鰻重 \2,500 + 肝焼き \300 | |
調理法
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関東風 | |
評 価
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★★ | |
訪 問 日
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2004年12月05日 |
昭和23年(1948年)創業のなうなぎの老舗で、岡本太郎や鈴木喜一ら文化人に愛された店。この店を有名にしたのは昭和55年(1980年)初夏にジョン・レノンとオノ・ヨーコが訪れたと言う事。その事以外、この店の評判をあまり聞かない。
ジョン・レノンは、同年12月8日、彼の熱狂的ファンであるマーク・チャップマンに撃たれて亡くなった。つまり、同年初夏にこの店に訪れたのが、最初で最後と言う事になる。果たしてジョンは、美味しくこの店のうなぎを食べたのだろうか? 訪問したのは、13時20分頃。場所はJR飯田橋駅から早稲田通りの坂を上り、400メートルほど行った道の右側に、いつも行列している中華まん屋、「五十番」がある。その前の路地を右折してすぐに店がある。 店の外観は歴史を感じさせる・・・って言うか、紺色ののれんが色あせている。時が経って、紫外線で日焼けした格子戸を開けて中へ。 店は、土間、木のテーブルと椅子、木のカウンターと典型的日本料理屋の作り。席数は、テーブル14席、座敷8席だったと記憶している。訪問時点で、客は2組4名。好きな席に座った。その後、2組3名がやって来た。 壁には、備長炭使用店の札がかけられている。当然だな。うなぎを焼くに炭に限るし、料理に使う炭は、白炭(しろずみ)でなければならない。白炭の最高級品が備長炭だ。 鰻重の値段の差は、うなぎの大きさだと言う。鰻重には、肝吸いが付くそうだ。特上鰻重と、肝焼きを注文。注文後、20分程で肝焼きが、更に5分後鰻重が出て来た。 |
肝焼き \300 ☆
何故か表面が焦げているなぁ・・・炭火の遠赤外線効果は、どうしたんだ?ウチワで、備長炭を煽りすぎたのか? 食べてみると、タレの味は辛口で悪くない。味が濃いぐらいかも知れない。タレが甘すぎると、食べていて味に飽きるし、うなぎの味も損なう。 焦げは・・・当然苦いが、肝はプリプリして、なかなか美味い。・・・と思っていたら、生焼けな所があったりする(涙)。 表面焦げてて、微妙に生って事は、備長炭の遠赤外線効果を使いこなしていないと言う事だ。串打ち三年、裂き八年、焼きは一生と言うくらいだから、この腕だと、焼きを会得するのに、あと千年くらいかかるのかな? 不味い訳ではないので、無星と言う事にしておこう。 |
特上鰻重 \2,500 ★★
あれ?これで特上なのだろうか?ごはんが見えているではないか。これで、一番うなぎが大きいのだろうか? うなぎだけ食べてみる・・・何じゃこりゃあ!!! 蒲焼きのうなぎの身がベショベショに濡れている。また、タレの味が肝焼きと比べ、何故か薄味。さらに肝焼きとは違い、備長炭の香りがほとんどしない。 いいかね、ワトスン君。 ・備長炭で焼いたにも関わらず、表面がベショベショ ・肝焼きと同じタレのはずなのに、タレの味が極端に薄い ・備長炭特有の香りが皆無 って事は、予め焼き上げた蒲焼きを蒸し器に入れて暖め直した・・・いわゆる以前と同じパターンではないかと推測出来る。 一旦焼き上げ、作り置いた蒲焼きを蒸し器に入れると、水蒸気でタレが薄まり、香りは飛び、表面がベショベショに濡れる。 だったら、25分待ったのは何?と言いたくなる。 冗談じゃあねぇや!! 不味い。山椒をかけずに食べる事が出来なかった。 ちなみに、山椒の色が茶色で、風味は花椒にそっくり・・・って言うか、これもしかして花椒? ひどい・・・2ツ赤星。 果たしてジョンは、美味しくこの店のうなぎを食べたのだろうか? |
Last Update 2004.12.10 Created by Majin |