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 2007/12/11  ヘリ墜落:機長死亡、整備士重傷 静岡の遊水池

 9日午前10時53分ごろ、静岡市葵区流通センターの西約110メートルの遊水池に、オールニッポンヘリコプター(東京都江東区)所属のNHK取材用ヘリが墜落した。乗員2人のうち、機長の神奈川県相模原市東淵野辺4、小宮義明さん(57)が全身を強く打つなどして死亡し、整備士の同県茅ケ崎市南湖3、亀山幸代さん(33)は重傷を負った。国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は調査官3人を現地に派遣し、静岡県警静岡中央署と事故原因などを調べている。

 同署などによると、ヘリはドイツ・ユーロコプター社製のEC135T2型で、NHK新潟放送局の取材用に使われていた。9日午前10時ごろ、大阪・伊丹空港に向けて東京ヘリポート(東京都江東区)を離陸し、給油のため、静岡ヘリポートに午前10時45分に着陸する予定だった。事故の約10分前に、亀山整備士から会社に「(機体の方向を制御するラダーの)ペダルの調子が悪く、着陸が乱れるかもしれない」と携帯電話で連絡があったという。その後、同ヘリポートの南西約540メートルの地点で墜落した。

 目撃者の話などによると、ヘリは墜落の際。上空50メートルくらいから機体を数回転させ、キーンという異音を発していたという。静岡ヘリポート管理事務所の井鍋進所長は「上空でホバリングをしているのが見えたので着陸に向けて調整しているのかと思ったら回転して落ちた」と話した。

 ヘリは後部のテールローターの傾きをラダーペダルで操作して姿勢を制御するが、整備士はペダルの不具合を連絡してきた。ヘリは構造上、テールローターの回転が止まると、メーンローター(回転翼)の回転で機体が振り回されてしまう。機体は回転しながら墜落しており、加藤寛一郎・東大名誉教授(飛行力学)は「テールローターに何らかの不具合があった可能性が高い」と指摘している。【浜中慎哉、望月和美、田口雅士】

 ◇「機長はベテラン、離陸前点検では異常なし」社長会見  

 9日夕、東京都江東区のオールニッポンヘリコプター本社で記者会見した日高誠一郎社長らよると、同社はNHKの取材ヘリ13機を所有している。小宮機長は取材ヘリのパイロットを21年間務めるベテランで、飛行時間も5737時間(11月1日現在)と長く、過去にトラブルはなかったという。同社は「原因は不明」としたうえで「ラダーの故障で、『旋回きりもみ状態』になったとは考えにくい」と説明した。離陸前点検ではヘリに異常はなかったという。
 2007/10/19  ボーイング「787」1号機公開、日本勢が機体の35%担当

米航空防衛大手ボーイングは8日、新型の中型旅客機「787」(通称ドリームライナー)の第1号機を米シアトル郊外の同社工場で初めて公開した。軽くて強度に優れた炭素繊維を民間航空機としては初めて機体製造に幅広く活用。燃料効率の高いことが世界の航空会社から評価され、2004年の販売開始以来、8日までの累計受注数は累計で677機に達した。

 製造拠点となるエバレット工場で会見した民間航空機部門のマイク・ベアー副社長は、第1号機を運航する全日本空輸に対し、予定通り08年5月に引き渡せると強調した。全日空は来年8月にも羽田―北京線を就航させる。日本航空は成田―モスクワ線などで早期に新型機を活用する計画。

 僕の友人はボーイング社で777事業部長だけど、これでいよいよ花形の座から落ちる?
 2007/10/19  間近で離着陸 ワクワク空間…調布飛行場 プロペラカフェ

アメリカのローカル空港(定期旅客機が発着しないGA専用の飛行場など)には、かなりの確率で併設のカフェやレストランがある。
オーナーはやはり飛行機好きが多く、店内に飛行機の模型がぶら下がっていたり、写真が張ってあったり。。
でも、醍醐味はマジかに見る小型機の離着陸だね。
着陸のときバウンドなんかしようものなら、あっ、下手糞などと皆心の中で思ってたりして。

日本でも、調布飛行場は、大島、新島、神津島への定期便を持つ小さな飛行場。
 「滑走路の横にカフェがあって、そこから飛行機の離着陸がよく見えてステキだ」と友人。行ってみると、確かに、滑走路横の見晴らしのいい場所に、白で統一されたおしゃれな「プロペラカフェ」があった。しかも格納庫脇にあるので、ガラス張りの窓から、格納庫に置かれた小型機やヘリコプターも間近で見られるようになっている。飛行機好きじゃなくても、ワクワクする空間だ。

 滑走路を、飛行機が次々と離陸していく。滑走路の長さが800メートルと短いため、ここでは小型機しか飛べないが、大空へ飛んで行く姿は、鳥みたいに気持ちがよさそう。

カフェの一角に、操縦訓練用のシミュレーター(模擬装置)もある。誰でも体験できるというので、さっそく挑戦。パイロットも練習用に使うという本格派だった。そんなワケで、なんと現役パイロットの指導付きだ。

 2007/10/19  鹿児島で超軽量飛行機が不時着、操縦の男性けが

米国では航空健康診断書が要らないスポーツクラスの飛行機の人気が急上昇中。安いし。
日本でも、、、

14日午後2時ごろ、鹿児島県鹿屋市串良町上小原の休耕田に、同県曽於市大隅町、会社員南谷弘二さん(56)の操縦する超軽量飛行機が不時着、機体は大破し南谷さんは額に軽傷を負った。

 県警鹿屋署などによると、超軽量機は「マイクロライトプレーン」と呼ばれ、エンジン付きの2人乗り。南谷さんは1人で同県肝付町前田の肝属川河川敷にある超軽量機専用の離着陸場から離陸したが、直後に高度が下がり始めた。機体を見たところプロペラが外れており、そのまま滑空して約100メートル離れた休耕田に着陸した。機体は前部がつぶれ、左右の羽も折れていた。プロペラは休耕田から約200メートル離れた草地に落ちていた。

 同署でプロペラが外れた原因を調べている。南谷さんは午前10時ごろから、所属する「鹿屋大隅飛行クラブ」の仲間数人と飛行していたという。
 2007/10/19  WRC元王者:ヘリ事故死…モータースポーツ界に衝撃

 元世界ラリー選手権(WRC)王者、コリン・マクレー(享年39)のヘリコプター事故による急死が、モータースポーツ界に衝撃を与えている。

 英国人初のWRC王者であり、エリザベス女王から勲章を授与されたこともあるマクレーの事故死は、世界中のメディアで大きく報じられた。国際自動車連盟(FIA)は16日、「モータースポーツ界に多大な貢献をし、彼の素晴らしいドライビングは世界中のファンを魅了した」と哀悼の意を表明。また元WRC王者でスバル、フォードで同僚だったカルロス・サインツ(スペイン)は、地元マスコミの取材に「こんなひどい知らせはない」と悲しみをあらわにした。93年にマクレーによってWRC初勝利を挙げたスバルチームも哀悼の意を表した。

 悼む声はラリー界にとどまらない。マクレーと同じスコットランド出身のF1ドライバー、デービッド・クルサード(レッドブル)は「素晴らしい男だった。怖いもの知らずで攻撃的な典型的なレーサー。彼がいなくなって、とても悲しい」と惜しんだ。また二輪の世界選手権で7度の王座に輝くバレンティーノ・ロッシ(イタリア)は、16日のポルトガルGPでの勝利後に「コリンは僕のあこがれ。この勝利を彼にささげる」と語った。

 マクレーは95年のWRC総合王者で、WRC通算25勝(史上4位)の名ドライバー。15日に英・スコットランドの自宅付近で、操縦していた自家用ヘリコプターが墜落し、翌16日に死亡が確認された。マクレーの長男、ジョニー君(5歳)ら同乗の3人も全員死亡した。【
 2007/09/18  旅客機が着陸に失敗し炎上、80人死亡 プーケット

 タイ南部プーケット島の空港で16日午後4時(日本時間同6時)ごろ、タイの格安航空会社「ワンツーゴー」が運航するバンコク発プーケット行き旅客機が着陸に失敗し、大破して炎上した。乗客乗員合わせて130人のうち、プーケット県当局によると少なくとも80人が死亡した。

タイ・プーケットの空港で16日、着陸に失敗して炎上した旅客機を消火する消防隊員ら=AP

 警察当局によると、旅客機は着陸後に滑走路をオーバーランし、隣接する林に突っ込んだらしい。機体から火の手が上がり、消防当局などが消火、救助にあたった。

 県当局によると、午後11時(同17日午前1時)現在、42人が病院で手当てを受けている。見つかっていない8人は「死亡した可能性が高い」としている。乗客は123人で乗員が7人。乗客のうち78人が英国などの外国人だったという。バンコクの日本大使館が搭乗者名簿を調べたところ「日本人らしい名前はなかった」という。

 航空会社によると、事故機はMD82型。当時、同空港の周辺は強い風雨が続いていた。空港当局者は「バランスを崩したようだ。滑走路もよく見えなかったのではないか」と話した。空港は一時閉鎖された。

 「ワンツーゴー」はタイ国内の地方路線を運航している。
事故の死者は17日、89人になった。タイ政府は事故調査委員会を設置、機体に残されていたブラックボックスを近く米国か豪州に送って分析する。悪天候による操縦ミスが指摘されている。



 タイ保健省などによると、犠牲者の半数以上が外国人だが、日本人はいなかった。負傷者の一人でカナダから休暇で訪れたミドレッドさん(23)は、中央付近に座っていた。着陸時、車輪が滑走路に接触するあたりまで降下した後、急上昇。再び急降下し、右に旋回して土手らしいものに衝突したという。

 一瞬のうちに機内は炎と煙に包まれた。すぐ後ろに座っていた男性が非常用のドアを蹴破(けやぶ)り、何とか脱出した。病院で会見し、「意識がもうろうとする中で、死を覚悟した。あと少し、ドアが開くのが遅かったら、だめだったかもしれない」と話した。


 2007/08/20  中華航空機炎上、乗客・乗員165人無事 那覇空港

 20日午前10時34分ごろ、那覇市の那覇空港駐機場で、台北発那覇行きの台湾・中華航空120便(ボーイング737―800型機)の主翼エンジン付近から出火、機体が炎上した。那覇市消防本部が消火に当たり、約1時間後に鎮火した。国土交通省によると、日本人23人を含む乗客157人、乗員8人は全員、脱出してけが人はなかった。同省航空・鉄道事故調査委員会は同日、調査官4人を現地に派遣した。

 中華航空は「エンジンから燃料漏れがあり、エンジンを停止させようとしているときに炎上し始めた」と説明しているという。

 国交省などによると、事故機は午前8時15分に台北を出発し、同10時27分に那覇空港に着陸。駐機場41番スポットにつけたところで、エンジンから出火した。乗客らが非常脱出した直後に、機体が炎上したという。

 消防車十数台が機体を取り囲んで消火に当たり、同11時37分に鎮火。機体は大部分が黒く焼けこげ、周辺には大量の消火剤がまかれた。事故直後から、午前11時まで滑走路が閉鎖された。

 乗客のうち、気分が悪いと訴えた7歳の女児が病院に搬送された。また、整備士1人がけがをして手当てを受けているという。

 那覇空港管制官によると、飛行中の交信では特に異常を伝える連絡はなかったという。

 乗客らによると、飛行機が駐機場に止まり、みんなが荷物を取り出そうとしたとき、エンジン付近から出火した。乗客は一斉に機体前部の扉に殺到し、「早く開けろ」と怒鳴った。煙が入り込む機内に数分間ほど閉じこめられた後、脱出シューターで機外へ出たという。

 事故機に乗っていた沖縄県豊見城市の中山賢さん(50)は、朝日新聞社の電話取材に対し、「死ぬかと思った。空港ビルに向かって走っている時に、背中ごしに『バババン、バババン、バババン』と3回ほど爆発する音が聞こえた」と話した。
 2007/07/19  ブラジリアン航空の事故であわや200名以上が

17日火曜日、ブラジリアン航空の機体がサンパウロ空港で墜落し炎上した。レスキュー隊によると、エアバス320型機に搭乗の176名は絶望と見られている。地上にいて巻き込まれた人を含むと200名以上が死亡した可能性が高いとのこと。
南ブラジルのポルトアレグレからの機は、着陸時コントロールを失ったもよう。機体は雨で濡れて滑りやすい滑走路をはずれ、空港下の道路へ転落し、ガソリンステーションと貨物ターミナルへ激突した。

ガソリンステーションにいた目撃者によると、機体は街路灯の高さを回転しながら飛び越え、地面に激突して爆発炎上したとのこと。

関係者によると、20名の遺体が収容され、12名が近傍の病院で手当を受けている。
 2007/07/12  フロリダでセスナ双発機 墜落 5名死亡

フロリダのオーランドで、セスナ310型機が墜落し、2件の家が炎上すると共に、地上の3名を含む5名が死亡した。
機は短時間のローカルフライトであったが、サンフォード空港の1マイルのほどのところへ墜落する寸前、管制官にコックピット内で煙が発生しているとの緊急通報をしていた。
 2007/05/14  住宅地間近で急旋回 松阪・不時着

 まさか、飛行機が不時着するなんて――。12日午前、松阪市松崎浦町の埋め立て地の空き地に、同市星合町、建設会社役員倉口義弘さん(65)の超軽量飛行機が不時着した。周辺は住宅密集地。約50メートル北側の小学校の体育館では、子供会で児童らがバレーボールの練習をしていた。突然の出来事に、付近の住民からは不安の声が相次いだ。(信原一貴、新田菜穂子)

 飛行機が不時着した空き地の北側に道を挟んで隣接する市立松ケ崎小学校。バレーボールの練習の見学に来ていた近くに住む会社員の男性(44)は「バラバラと飛行機のエンジン音がやかましいのー、と思っていたら、突然ぴたりとやんだ」と不時着直前の様子を振り返る。

 海側から現れた飛行機は学校近くの上空を飛行。最後は空き地内の上空10メートルほどを反時計回りに急旋回し、「近くの民家に突っ込むかも、と思った瞬間に着地していた」という。

 「この辺りは住宅密集地。小学校や民家に落ちていたら、大惨事になるところだった。この地域の上空は飛行機が横切ることが多く、今後、同じようなことがないか心配です」

 目撃していた保護者ら5人が機体に駆け寄ると、操縦席のドアが開いており、操縦者の倉口さんが頭から血を流していた。慌てて警察や消防に通報したという。

 バレーボールの練習に参加していた同小6年の男児(12)は「体育館の中にいたら、外から大人の『墜落するぞー』という叫び声が聞こえた。外に出たら、飛行機がものすごく低く飛んでいてびっくりした。僕の家の方に来ていたらと思うと怖い」と身を震わせていた。

 操縦者の倉口さんの知人男性(55)は「倉口さんは操縦のベテラン。音を聞けば、エンジンの状態も分かる人なのに、なぜ今回は異常に気付かなかったのか」と首をかしげる。駆けつけた病院で、倉口さんは「急にエンジンが止まり、とっさに地上に見えた学校の校庭か空き地のどちらに降りるか悩んだ」と緊張の瞬間を話したという。

 飛行機が飛び立った場外離着陸場を管理するフライトクラブの代表の男性(56)は「エンジン停止の原因は、燃料切れが考えられる」と話した。



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