産婦人科医 減少傾向続く
厚生労働省は、医師の数の動向を調べて政策に反映させるため、2年に1回、全国の医療機関や福祉施設などを対象に調査をしています。それによりますと、去年12月現在の医師の数は27万7927人と、前回の調査より7500人余り、率にして2.8%増えました。診療科別に見ますと、美容外科や心療内科で前回より10%以上増えている一方で、産婦人科や外科など勤務が過酷だとされる診療科では減少しています。特に医師不足が深刻な産婦人科では9592人と、前回より5.6%も減り、平成6年以来、減少傾向が続いています。都道府県別に人口10万人当たりの医師の数を見ますと、産婦人科と産科をあわせた医師の数が最も少ないのは、滋賀県の26.8人で、次いで埼玉県の27.6人、北海道の31.5人などとなっています。最も多い鳥取県は60.5人で、最も少ない滋賀県の2.3倍です。厚生労働省は「医師の偏在によって適切な医療を受けられない人が出ないよう、地域の実情に応じた支援をしていきたい」と話しています。 |
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