香川の民家で車に発砲か、昨年は爆発物

　２０日午前０時半ごろ、香川県丸亀市飯山町東坂元の無職、請川一夫さん（５８）が「車庫の車に拳銃で数発撃たれた跡がある」と一一〇番した。請川さん夫婦にけがはなかった。

　請川さん方では昨年７月、２階ベランダに爆発物が投げ込まれ、エアコンの室外機が吹き飛ばされており、丸亀署は関連を調べるとともに銃刀法違反容疑で捜査している。

　調べでは、物音を聞いた請川さんが、車庫に止めていた乗用車を見に行ったところ、拳銃でボンネットに数発、フロントガラスに１発撃たれた跡があった。車の付近には薬きょうが落ちていた。妻の乗用車に被害はなかった。

【偽装牛肉 学校給食用に納入か】7月26日 21時38分　ＮＨＫ　地域
　オーストラリア産の牛肉を国産と偽って学校給食に納入していたとして、香川県丸亀市の精肉店や仕入れ先の卸売会社が捜索を受けました。この精肉店は、国産牛肉の個体識別番号が書かれた書類のコピーを使って国産と偽っていたということで、警察が捜査しています。

　捜索を受けたのは、香川県丸亀市の「ふじや精肉店」と香川県三豊市の食肉卸売会社「村食」など数か所です。「ふじや精肉店」は、去年１２月からことし１月にかけて、「村食」から仕入れたオーストラリア産の牛肉、およそ１．５トンを国産と偽って、丸亀市の学校給食用に納入していたとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。納入された牛肉は、肉じゃがやビーフシチューなどに調理され、１８の小・中学校の児童や生徒、７７００人余りの給食に出されていました。今回の事件は、中国四国農政局の調査で明らかになりました。丸亀市はＢＳＥの安全対策のため国産の牛肉しか学校給食に使っていませんが、農政局によりますと、「ふじや精肉店」は「村食」からオーストラリア産の牛肉を仕入れた際、国産牛肉の個体識別番号が書かれた書類のコピーを受け取り、この書類を使って国産と偽り、給食用に納入していたということです。契約では、国産牛肉を１キロ当たりおよそ１４００円で給食用に納入することになっていましたが、オーストラリア産の仕入れ価格はおよそ９５０円だったということです。警察は、「ふじや精肉店」が産地を偽ったうえ、差額によって利益を得ようとしたのではないかとみて、捜査しています。