スナックに居合わせた女性客を「デブ」などとけなしたとして、侮辱罪に問われた山梨県大月市議小俣武被告(55)の判決が20日までに都留簡裁であり、丸尾真実裁判官は「人格を無視した卑劣極まりない言動」として、求刑通り拘留29日を言い渡した。
甲府地裁によると、侮辱罪で拘留刑が言い渡されるのは珍しいという。小俣被告は「そのようなことは言っていない」と否認しており、控訴する方針。
判決によると、小俣被告は04年9月30日午後11時すぎに、大月市内のスナックを知人の男性とともに訪れ、初対面の20代の女性客に何度も「デブ」「そんなに太ってどうするんだ」などと一緒に言って侮辱した。
女性客が被害届を出し、大月署が2人を書類送検していた。知人の男性は公判で発言を認め、科料7000円の有罪判決が確定している。
[2006/1/20/14:15]