中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

質問のない時はQさんの独り言になってしまいます

第1940回
kamataiさんからのQ(質問):二国文化の子育て

先生、いつも貴重なご意見ありがとうございます。
経済、株に関するご高見もさることながら
最近では先生の自伝を毎日曜日
はらはらドキドキしながら読ませて戴いております。

さて私、遅くして結婚し、小さい男の子と女の子がおります。
家内はタイ人で子供二人も両方の国籍を取得いたしました。
最終的にどちらの国で住むようになるのか
未だ決めてはおりませんが
国籍は子供自身の選択にゆだねるつもりでおります。
二つの国の文化的背景をもつ子供の親として
どのような事柄に気をつけて育ててゆけばよいのか
先生のアドバイスをいただければ幸甚でございます。


■QさんからのA(答え)

私も二つの文化の間に挟まって今日まで生きてきました。
二つの国にまたがっておれば
言葉も小さい時から二つ、あるいはそれ以上覚えます。

そういう生き方は、国際化の時代には便利ですけど、
下手をすると両方とも中途半端にしか覚えられない
という心配もあります。
それを子供に期待することはなかなか大変なんです。
二つ覚えてもらうよりは、
せめて一つだけでも人に負けないように
身につけるということが大切です。
たとえばタイと日本ということになれば、
日本的な教育を完全に身につけさせるようにすれば、
フツーの日本の人よりは
タイのことがよくわかる人になれると思います。


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2007年12月23日(日)更新
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■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。現在も年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送る。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ

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