湘南DVサポートセンターは、女性と子どもの人権が侵害されることなく、誰もがその人らしくいきいきと暮らすことのできる社会をめざして1999年に設立されました。特に、ドメスティック・バイオレンス、虐待、いじめなどの被害を受けた女性や子どもの支援に力を入れ、アメリカの非営利団体DAPが開発した『暴力を目撃して育った子どもの心のケアプログラム』をカウンセリングやグループワーク、野外体験活動に取り入れ、被害者支援に取り組んでいます。
また、これらの経験から、暴力を未然に防ぐためには若者への教育が重要と考え、2006年に、“END VIOLENCE”プロジェクトを立ち上げ、「いじめ」や「デート・バイオレンス」など、10代の子ども向けプログラムを開発し、小学校・中学校・高等学校・大学で暴力防止教育を行っています。その他、カウンセリング、暴力に関する様々なプログラムの提供、教育関係者へのアドバイスも行っておりますので、ご関心のある方はお問い合わせください。
日時・場所・交通機関
日時 :
シンポジウム 2008年2月10日(日) 17:00〜21:00
ワークショップ2008年2月10日(日) 11日(月) 10:00〜16:00
会場 :
品川区立総合区民会館「きゅりあん」 イベントホール・第4講習室
〒140-0011東京都品川区東大井5-18-1 Tel 03-5479-4100(JR大井町駅下車)
定員 :
シンポジウム100名 ワークショップ30名
内容
独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」の助成により、国際シンポジウムとワークショップを開催します。国際シンポジウムでは、暴力と日々格闘している日米の専門家が、DV・虐待・いじめについて語り合います。また、ワークショップでは、アメリカの非営利団体ドメスティック・アビューズ・プロジェクトのデビッド・マシューズ(カウンセラー)が、「暴力を目撃して育った子どもたちの心の回復プログラム」の実践方法をお伝えします。
ワークショップ
「暴力を目撃して育つ子どもたちの心の回復プログラム」は、子どもたちが「怒り」や「悲しみ」などの感情を表現し、打ち明けることを援助しながら、自分自身で身を守る具体的な方法を見つけられるように支援するプログラムです。最終的な目標は、子どもが肯定的な体験を通して、自尊心を高めること。週1回、10週間で構成されています。緻密に組み立てられた10週間に及ぶプログラムの骨子をしっかりおさえておけば、DVや虐待を経験している子どもたちと接していくうえで大きな心の支えになるでしょう。このプログラムを実践の場で活かすのは、あなたです。使いやすい部分を取り入れ、応用し、子どもたちのサポートに役立ててください。このプログラムは、子どもたちを対象にしたグループワークだけでなく、暴力を目撃して育った大人のカウンセリングにも応用できます。
デビッド・J・マシューズ(David J. Mathews, PsyD, LICSW)
ドメスティック・アビューズ・プロジェクト (DAP=Domestic Abuse Project)カウンセリング部長。
暴力防止に携わり25年。現在、DAPのカウンセリング責任者として女性、男性、子ども、ティ−ン向けのカウンセリング、セラピーを全て統括している。暴力防止、男性加害者、PTSD、学校での暴力、思春期、カップル・家族間、子育て問題などが専門。また、刑務所の保護観察プログラム、地域暴力対応プログラム、家族統合プログラムなど多くのプログラムを開発。また、ミネソタ州立大学でDV防止についての講義を行う。また、児童虐待防止活動団体などの役員を務めながら、企業、行政機関向けの研修を行っている。
参加費
シンポジウム1,000円 ワークショップ2,500円、学生1,000円
申し込み方法、条件
FAXまたはe-mailにて、事務局までお問い合わせください。(先着順)
申し込み締め切り
締切日 :2008年1月末日