【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は21日、がんなどの痛みを抑える麻酔薬フェンタニルの張り薬を使用した患者に死亡例や重い副作用が相次いでいるとして、適切な用量用法を守るよう警告を出した。
死亡例の数は明らかにしていないが、同様の警告は05年に続き2回目。フェンタニルはモルヒネに代わる麻酔薬として日本でも最近注目を集めている。
FDAによると、中程度以上の痛みが慢性的に続き、モルヒネ製剤を使っていた患者に対してのみ処方すべきところを、手術後の一時的な痛みや頭痛などにも処方する医師がいるとしている。
毎日新聞 2007年12月23日 東京朝刊
12月23日 | フェンタニル:張り薬で死亡例、FDA警告 |