宇都宮放送局

2007年12月23日 10時28分更新

佐野市立病院 民間運営へ


佐野市は医師不足に陥っている
市立佐野市民病院の運営を、東京に本部のある民間の病院に任せる方向で検討を行っています。

佐野市民病院は、医師の研修制度の変更の影響で、29人いた常勤の医師が退職してことし4月には1人となり、一時は新たな外来患者の受け入れが出来なくなるなど深刻な医師不足に陥りました。
今は4人の常勤の医師が確保され、栃木県内の大学から派遣される非常勤の医師とともに一定の診療は確保されましたが、佐野市ではこのままでは十分な医師の確保が難しいとして市に代わって病院を運営する民間の病院を探していました。
その結果、佐野市では、東京に本部がある医療法人財団の「青葉会」と交渉を行っているということです。
青葉会は昭和27年に設立されベッド数115床の総合病院「青葉病院」の他、老人保健施設と診療所、それに2つの訪問看護ステーションが東京と埼玉県にあります。佐野市では今後、市民病院の職員の処遇など様々な課題について青葉会と協議し、合意が得られれば出来るだけ早く病院の運営を任せたいとしています。