ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 宮城 > 記事です。

宮城

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

大崎市民病院:再編問題 方向性、2月市会で 有識者懇終え、市長方針 /宮城

 大崎市民病院の再編問題を話し合う有識者9人による「市民病院事業推進懇話会」は22日、最終回となる5回目の会合を開いた。

 座長の辻一郎東北大学大学院医学系研究科教授がこれまでの議論を踏まえ、旧古川市などの市町合併協議当時に打ち出された「町全体がホスピタル」の理念に立つ安心・安全な医療体制の構築が必要と、とりまとめの意見を述べた。

 これを受け伊藤康志市長は会合後、「再編の問題点と住民の期待の大きさが分かった。できるだけ早く再編の方向性を示したい」と述べ、来年の市議会2月定例会で再編の基本理念や仕組みを明らかにする方針を明言した。

 再編問題は、市幹部職員らによる病院改新検討会議が今年9月、経済的側面から現在の1本院3分院1診療所体制を1病院4診療所に再編する構想を市長に報告したことに対し、3分院の地元住民がそれぞれに反発。市長は有識者の意見を聞いて最終的な再編の方向性を出す材料を得ようと、懇話会を設け10月31日から月2回ペースで開催してきた。

 市長は、同検討委が早々と報告書を出し、多くの住民の批判を招いたことを報道陣から問われ、「必要な住民の意向把握を十分にせず、誤解を与えたことを反省する」と述べた。【小原博人】

毎日新聞 2007年12月23日

宮城 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報