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携帯に話せば英語に翻訳 通信不要、NECがソフト開発

2007年12月01日10時05分

 NECは30日、携帯電話のマイクに向かって日本語で話した内容を、高速で英語に翻訳して画面に示すソフトを開発したと発表した。商品化は未定だが、実現すれば、海外旅行のときの辞書代わりに使えるという。

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携帯電話のマイクに話した内容(画面上段)が、ボタン一つで英語(画面下段)に翻訳される

 一つの文の翻訳にかかる時間は約1秒。空港やホテルなどで必要な5万語を登録し、パソコンに比べて能力が低い携帯電話でも高速に処理できるようにソフトを改良した。メールやインターネットのページも訳せる。音声合成機能をつければ、携帯が「英語で話す」ことも可能だ。

 NTTドコモも携帯電話に話せば英語に翻訳するサービスを始めたが、回線を通して別のコンピューターと情報をやりとりする必要がある。NECの新技術は通信なしに使え、デジタルカメラや腕時計への組み込みも視野に入れているという。

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