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2007年12月22日の「届け出「当たらない」/大野病院事件で医師」というニュース

届け出「当たらない」/大野病院事件で医師

2007年12月22日 10時37分

大熊町の県立大野病院医療過誤事件で、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた大熊町下野上、産婦人科医加藤克彦被告(40)の第11回公判は21日、福島地裁(鈴木信行裁判長)で開かれ、3度目となる被告人質問を行った。

加藤被告は医師法21条にある異状死の届け出義務について「今回はその(届ける)ケースに当たらない」と、医師法違反をあらためて否定した。

加藤被告は弁護側質問で「医師法21条は大学の授業で知った。

事件事故で亡くなった時や、医療準則に反して患者が被害に遭った場合は届ける」と話し、「当時の厚生省のマニュアルから病院長が届けると思った」との認識を示した。

手術後に病院長に手術経過を説明し、病院長から「過誤はないから届け出はしない」と言われたことを説明した。

一方検察側尋問に対し、手術直後は異状死に当たるかどうか「正直迷った」と供述。

医師法の条文に照らせば届け出義務は病院長ではなく、手術を担当した医師にあることを「知っている」とした。

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