社会
医師不足解消へ 医学生、研修医に奨学金 明石市
産科研修医には月額五十万円-。医師不足解消のため、明石市は二十一日、将来、同市立市民病院で勤務する意思がある医学部大学生や研修医を対象に、月額五十万-十五万円の奨学金を貸し付ける制度を導入すると発表した。市民病院で勤務すれば、返済を免除する。大学生だけでなく、研修医にも奨学金を出すのは県内市町で初めて。
同市立市民病院は産科医が確保できず、来年六月以降、出産の受け入れ休止を決めたばかり。このため、産科の専門研修医に限り、奨学金は月額五十万円を打ち出した。北口寛人市長は「安定的な医師確保が難しい中での緊急措置。何とか応募してほしい」としている。
対象は、大学一-四年生(月額十五万円)▽同五-六年生、大学院生、臨床研修医(同二十万円)▽専門研修医(産科医同五十万円、産科医以外同二十万円)。無利子貸与で、専門研修終了後の市民病院勤務が条件。さらに、奨学金の貸与期間と同じだけ勤務すれば、返済は不要となる。
県内では、県、三木市、公立豊岡病院が同様の奨学金制度を設けるが、いずれも大学生が対象で、貸与月額は十二万五千円-十七万五千円。
明石市は今後、定員や必要な予算額を確定させ、来年四月からの制度運用を目指す。
研修医の確保では、県は昨年度から、後期研修医(専攻医)を県職員として採用し、地域の医療機関に派遣する事業を始めている。(永田憲亮)
(12/22 09:46)
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