最新記事一覧
旧県立野庭高いじめ自殺訴訟で、両親と神奈川県の和解成立
旧県立野庭高校の一年生だった小森香澄さん=当時(15)=が自殺したのは同級生によるいじめが原因として、両親が同級生三人と県に損害賠償を求めた訴訟で、県との和解が二十一日、東京高裁で成立した。和解内容には生徒らが書いた作文の要約を両親に開示することも盛り込まれた。同級生側とは二月に和解しており、訴訟は終結する。
和解内容は【1】香澄さんの自殺後、学校が同じ吹奏楽部に所属していた生徒らに書かせた作文について、県は生徒名を伏せたうえで内容を要約したものを両親に開示する【2】香澄さんの苦悩を癒やし、心身の状態を改善させられなかったことについて遺憾の意を表す-など。
昨年三月の一審横浜地裁判決は、いじめと自殺の因果関係は認めなかったものの、同級生のうち一人のいじめを認定。県の注意義務違反も認め、双方に計約三百九十万円を支払うよう命じた。両親側と、いじめを認定された同級生、県が控訴していた。
このエントリーへのトラックバックURL:この記事はトラックバックを許可していません。
神奈川新聞コンテンツ
定期購読のお申し込み
ハローキティ・キャンペーン実施中
試読のお申し込みはこちらから
投稿したコメントの修正、削除をしたい場合は、こちらからお願いします。