Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース
【 2007/12/21 】
OpenWin、2.5GHz帯認定漏れは「納得できない」
[20:59]
アッカ・ワイヤレス、2.5GHz帯の認定漏れでコメント発表
[20:51]
「Web of the Year 2007」結果発表、ウィキペディアが大賞2連覇
[20:50]
総務省、ワイヤレスブロードバンド企画とウィルコムに認定書
[20:44]
クリプトンとドワンゴの問題について、ひろゆき氏が解決案提示
[20:21]
グーグル、オリジナル地図のコンテスト「Google マイマップ EXPO」
[20:16]
「Lunascape 4.6」ベータ版、Firefoxと同じ最新のGeckoエンジンを搭載
[20:03]
MapFan Web、新地図ページのルート検索が航空写真表示に対応
[19:55]
12月の月例パッチ「MS07-069」適用後のIE6に不具合、修正パッチ公開
[19:18]
孫悟空やルフィなど公式アバターが登場する「JUMPLAND@SecondLife」
[18:31]
ファイル交換ソフトの「現在利用者」は9.6%、ACCSなどが調査
[18:00]
Leopard対応の「ノートン・アンチウイルス11.0 for Mac」発売
[17:57]

EU、「ゲーム」を文化の一部として承認


 フランス政府がビデオゲームの開発を支援することについて、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が公的に承認したことが明らかになった。

 これは、フランス政府がビデオゲームについて、自国の文化に寄与するようその基準を設け、質を確保するために公的な支援をするというもの。これまでゲームは単なる消費財としてとらえられていた欧州でも、驚きがあると同時に歓迎の声もあるようだ。

 欧州では、文化支援を加盟国政府が行なうことについて、その支援の態様に一定の基準を設けている。これまでゲームは文化の一部とは見なされないとのことから、ゲームに対して政府が支援をすることに対して公的な承認が得られたことはなかった。

 これに関して、自国の文化の保護については右に出るものはいないフランスが、流入する米国製の「文化」によるフランス文化破壊を食い止めようと種々の方面で方策を練っている。たとえば、フランス語における英語の言い換え奨励は有名なところ。しかし、これがゲームとなると、これまでは自国の文化とまで認識しているとはいえなかった。

 それが現在はフランスでもゲームの文化性を認める声が高まり、今回の措置の申請および承認に至ったようだ。今回の支援によってゲーム制作メーカーは、ゲーム制作にかかるコストのうち20%まで免税の措置を申請することができるという。今回の措置は4年間認められた。

 フランス以外の加盟国にも影響を与えることは必至とみられ、欧州でゲーム制作に携わる企業にとってもよいニュースとなりそうだ。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/07/1908&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en


( Gana Hiyoshi )
2007/12/17 14:05

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.