憲法を歩く 施行60年
第4部は「貧困と労働」の現場ルポ
【社会】最下位はトップの半数未満 産・小児科の都道府県別医師数2007年12月21日 20時11分 厚生労働省は21日、女性と子どもそれぞれ10万人当たりの産科・産婦人科と小児科の医師数を都道府県別に初めて集計、公表した。最多と最少でいずれも倍以上の開きがあり、医療をめぐる地域格差があらためて浮き彫りになった。 厚労省は「医師不足には地域差があることがはっきりと分かった。医師の緊急派遣など、対策に力を入れたい」としている。 公表したのは同省の「2006年医師・歯科医師・薬剤師調査」で、昨年12月末時点の届け出医師数をまとめた。 それによると、15−49歳の女性10万人当たりの産科・産婦人科医数のトップは、鳥取の60・5人で、最少は滋賀の26・8人。15歳未満の子ども10万人当たりの小児科医数が最も多かったのは、徳島の295・2人で、最少は岩手の118・4人だった。 全国平均を上回ったのは、産科・産婦人科(平均38・7人)が29都府県、小児科(同177・9人)が22都府県で、全体的に“西高東低”の傾向がうかがえた。 (共同)
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