大阪府教育委員会は21日、身体的ないじめや虐待の検査を名目にして女児を含む児童13人を下着1枚にしたとして、八尾市立小学校で小学3年のクラス担任だった男性臨時講師(26)を懲戒免職処分にした。
府教委によると、講師は11月19日、「いじめや虐待を受けて傷がないか検査したい」とクラスの児童に呼び掛け、応じた男児5人、女児4人を図画準備室に呼び出し下着1枚にするなどして前後から体を見た。
女児の保護者が翌20日、「どういう趣旨でやったのか」と連絡帳で抗議したが、講師は児童に口止めした上で午後、さらに男児4人を呼び出し半裸にした。
府教委の調査に「最初は傷があるか心配だったが、徐々に女児の裸が見たいという欲望がわいてきた」と話している。20日に男児だけを半裸にしたのは、女児の裸を見たかったという動機を隠すためだったという。
府教委は「被害児童は早く忘れたがっている」として刑事告発は見送った。