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不二家、大阪の工場でも期限表示で不正

2007年01月19日01時08分

 大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)が消費期限切れの原料などを使用した問題で、同社泉佐野工場(大阪府泉佐野市)でも、シュークリームの期限表示を社内基準より1日長く表示するなどの不正をしていたことが18日、明らかになった。大阪府が同日立ち入り調査し、判明した。同工場は埼玉工場と商品を相互供給、双方の工場長が期限表示のごまかしを指示し、本社もこれを承知していた。一連の不正が会社ぐるみだったことが、改めて明確になった形だ。

 大阪府食の安全推進課によると、泉佐野工場は05年7月11〜12日に製造したシュークリーム2種類の1万9000個について、社内基準では製造日から3日とされる消費期限を1日多い4日と記載したうえ、埼玉工場に出荷。06年10月22〜24日には、埼玉工場製のシュークリーム1万4600個でも同様の不正があり、泉佐野工場に搬入されていた。

 両工場では、製造ラインの保守点検などで製造を休止した際、もう一方の工場がつくった商品を送る方法をとっていた。その際に両工場長は、消費期限を社内基準よりも1日長く表示するよう指示。工場間の輸送に1日程度かかるため、取引先の小売店などに対し、実際より新しい日付で製造した商品に見せかけるためだったという。

 泉佐野工場ではまた、製造したプリンを消費期限を記載しないまま埼玉工場に出荷し、埼玉で期限表示を印字することが常態化。消費期限を実際より延ばすのが目的とみられ、本社も了承していたという。

 同社やグループ会社が運営する7工場で、不正や違反が確認されたのは3工場となった。府は泉佐野工場に社内基準や食品衛生法の順守を指示し、引き続き調査を行う方針。

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