日本は、商業捕鯨の再開を目指して南極海で調査捕鯨を行っていますが、ことしから捕獲の対象にホエールウオッチングを通してオーストラリアで人気の高いザトウクジラも加える計画を示したことから、これまでも調査捕鯨に反対してきたオーストラリアはいっそう反発を強めています。これについて、政府は、調査捕鯨は国際的な取り決めに基づいて行っているもので、捕鯨そのものを取りやめる必要はないとしています。ただ、今後のオーストラリアとの関係に悪影響が出ないよう配慮する必要もあるとして、特に批判が強いザトウクジラについては当面捕獲対象から外す方針を固めました。