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斜里町 医大生、研修医に修学金 上限25万円 国保病院勤務が条件(12/21 14:03)【斜里】慢性的な医師不足に悩む斜里町は来年四月から、将来、町国保病院に医師として勤務することを条件に、全国の医大生や研修医に修学資金を貸し付ける制度を導入する。定例町議会は二十日、町が提出した医学生修学資金貸し付け条例案を原案通り可決した。 管内では雄武町が一九七二年から、医大生らを対象に、最大で月八万円を貸し付ける同様の資金貸付制度を設けているが、斜里町は上限を月二十五万円に設定した。町として国保病院存続の意思を明確に示し、医師を安定的に確保したい考えだ。 貸し付けの対象は、全国の大学の医学部に在籍する大学生や大学院生と、研修医。大学を卒業後、あるいは研修終了後、修学資金を借りた期間以上の間、町国保病院に勤務すれば、貸付金の返還は免除される。準備ができ次第、募集要項を各大学に送る予定だ。 町国保病院は現在内科、外科、小児科、婦人科の四科体制。内科と外科にそれぞれ二人の常勤医がいるほか、旭医大から非常勤医が派遣されているが、医師数は十分ではなく、内科は午後の診療を休まざるを得ない状況が続いている。現在も、内科医二人の確保を目指しホームページなどで募集している。 町国保病院の代田克雄事務長は「すぐに効果が出ることではないが、なんとか制度を整え、医師を確保したい。申請があれば、貸付期間などは柔軟に対応したい」と話している。(鈴木智恵)
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