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母親サークルと協力授乳場所提供やべビーカー貸し出し、来春サービス開始広島県尾道市中心部にある尾道本通り商店街で、商店と育児中の母親らが協力して、乳幼児を連れて買い物しやすい商店街づくりの計画が進んでいる。同市商店街連合会の女性部会(木織雅子部会長)に加盟する店舗を中心に、ベビーカーの無料貸し出しや授乳施設の提供など、〈子育て〉の視点からサービス内容を協議中で、来春のスタートに向け、協力店を示す地図やステッカーを作ることも決めた。関係者は「子どもの声が響く楽しい商店街を目指したい」と意気込んでいる。 協力しているのは、育児中の母親らでつくる「子育て情報局おのみちしるべ」(千葉紀子代表、22人)。同市社会福祉協議会の企画で2006年6月、20〜40歳代の母親らが集まり、ホームページ(http://www.onomichi‐kosodate.jp/main/)を開設、親子で出掛けられるスポットや市による子育て支援などの情報を発信している。 今年10月、子連れで買い物が楽しめる同商店街の店舗マップを作成、しまなみ交流館(東御所町)で展示したところ、女性部会のメンバーが「商店側も何か、協力出来ないか」と関心を寄せ、交流が始まった。 これまで、7店舗がサービス提供に名乗りを上げ、買い物途中でも授乳が出来るよう、部屋や粉ミルク、ミルクを溶かす湯を提供するほか、ベビーカーを借りた店以外で返却する“乗り捨て”システムの導入も検討している。 今月11日には同市内で初会合を開き、女性部会から木織部会長ら6人、「おのみちしるべ」からメンバー4人が出席。来年3月末までに協力店が一目で分かる地図を作り、同部会に加盟する38店舗に置くことや、サービス内容を示すステッカーを協力店の店頭に掲示することなどを申し合わせた。 会合では「子どもに風船やアメを配ってはどうか」「購入者に、シールを張ったりスタンプを押したりしてもいいのでは」など、親子で商店街に足を運んでもらうためのアイデアも出され、今後、具体化していくことなどを確認した。 木織部会長は「商店街のことを親身になって考えてくれている」と歓迎しており、千葉代表は「子育て中の母親へのサービスを一緒に考えてくれることが心強い。商店街と一緒に出来ることを考えていきたい」と話していた。 (2007年12月19日 読売新聞)
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