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【社会】

近い病院を一発検索 名大がDB開発

2007年12月21日 朝刊

 名古屋大は20日、国内全15万件の医療機関の情報を検索できるデータベース(DB)「ホスピタル・ナビ」を開発したと発表した。旅行など外出時に突然病気になった場合、国内どこでも半径1キロ以内の医療機関の最新情報を、パソコンや携帯電話で簡単に検索することができる。将来的には救急患者のたらい回しを防ぐことにも活用できるという。24日から利用できる。

 検索画面上で「所在地」や「診療科目」などを入力すると、周辺で該当する全医療機関の地図付きの一覧と、その位置関係を1つの地図上に一括表示する。

 インターネット上で民間が行っている従来の病院検索サービスでは困難だった診療科、施設変更の最新情報を毎月1回更新する。

 一般向けには半径1キロ以内の施設情報に限定しているが、エリアを広げて県をまたいだ情報表示も可能で、診療科の配置やベッド数など自治体の医療政策立案の資料としても応用できる。

 今後、カーナビでも利用できるよう整備。2008年度中には、症状を入力することで病名や病院を調べられる機能を搭載する。

 将来的には、救急隊員らの急患患者の情報と、病院に受け入れ態勢があるかどうかの情報を、DBを通じてやりとりできるようにし、たらい回しすることなく病院を紹介できるようにする。

 一般パソコン向けアドレスはhttp://www.geosense.co.jp/pubhnavi/pub_hnavi.html 携帯電話用のアドレスはjp/以下をmeidai2/keitai/

 

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