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12/20-12:45--旭川以東の分区を　岡山市・区割り　高谷市長に「修正案」　市議会宮武議長ら申し入れ

　岡山市の区割り問題で、市議会の宮武博議長と磯野昌郎副議長は１９日、高谷茂男市長が方針として示した「３区案」を一部修正し、旭川以東のＢ区（仮称）を分区するよう申し入れた。開会中の定例市議会は２１日に最終日を迎えるが、宮武議長は会期中の決着を目指す考えを示した。 　１９日午後に会派代表者会議が開催され、総務委員会の結論を確認。この後、正副議長が市長室を訪れ、高谷市長に文書で申し入れを行った。 　申し入れでは、Ｂ区について、東福祉区と西大寺福祉区を独立した行政区とし、東福祉区内の区役所は「ＲＳＫメディアコム」（同市浜３丁目）を当面活用するよう求め「申し入れを除いては、岡山市の方針を了承する」とした。 　修正の理由は、両福祉区の歴史的経緯や生活圏の違い、区役所への交通アクセス、地域住民の要望などが挙げられた。 　申し入れに当たり�ゞ萍鮟蠅琉銘峙擇喟瀉峪�期を明確に示す�⊃Π�の人的配置を含め、政令市移行に際しての財政見通しについて明確に示す��支所の適正配置をする。特に合併して間がない地区の支所には特段の配慮をする――の３点も、要望事項として出された。 　申し入れを受け、高谷市長は「２、３日考えさせてほしい。慎重に検討し、できるだけ早いうちに結論を出して決めたい」と述べた。 　この後、正副議長が会見し、宮武議長は「全会一致を目指していたが、（本会議での議決までに）おおむねそういう方向で頑張っていこうと思っている」と強調。 　今後、高谷市長の決断を待ち、本会議で市長が方針を表明した後、総務委員会での審議と意見書の発議、本会議での議決という手順になるが、宮武議長は「２１日には予定通り上げようと思っている」と述べた。 　また、今回の申し入れについて磯野副議長は「（３区案と）全く角度の違ったものではなく、一部修正のような形に落ち着いた」とした。 　区割りをめぐっては定例市議会開会前日の１１月２７日、全員協議会で高谷市長は、市行政区画等審議会（会長・千葉喬三岡山大学長）の最終答申を踏まえた３区案の方針を表明。 　しかし、議会内で反対論が強いことに配慮し、政令市実現を最優先とするため「市議会の総意としての具体的な対案が示されるならば、重く受け止めなければならないと考えており、建設的、発展的な観点から必要な調整も行っていきたい」と述べ、議会の対応に注目が集まっていた。

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