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【長野】

スキー場社長が議会で謝罪 王滝村のゴンドラ事故

2007年12月18日

スキー場事故の対応について議員に謝罪する西田社長(右)。隣は瀬戸村長=王滝村役場で

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 王滝村のスキー場「おんたけ2240」で15日に起きたゴンドラ停止事故で、スキー場運営会社おんたけマネジメント(同村)の西田吏利社長は17日、村役場を訪れ「地域住民に多大な迷惑をかけたことをおわびします」と村議会に対して謝罪した。

 村営だった同スキー場は現在も施設は村の所有。事故では村も対策本部を設置し職員や消防団員らが救助にあたった。

 同社長はこの日開会した村議会12月定例会の後、議場に入り「私たちの手で何とかなると考えた判断ミス。今回を教訓に、2度と起きないようにします」と、議員に向かって頭を下げた。

 復旧から救助開始に切り替える決断や、警察、消防への出動要請が遅れたことに対して「事故発生時にとらなくてはならない対応をきちんと示した新たなマニュアルの作成をしていきたい」と述べた。

 一方、瀬戸普村長は議会開会あいさつの中で、同社に「安全確保と危機管理態勢の構築を村として強く要望したい」との考えを示した。議会は日程を変更し30分ほどで散会。瀬戸村長は西田社長とともに、救助に協力した木曽、上松町や木曽病院、伊那、松本、大北地域の消防本部などにお礼やおわびのあいさつに回った。

 (森木幹哉)

 

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