2007年12月20日 20時17分更新
県内でノロウイルスの集団感染が相次いでいることから保育所や老人福祉施設を対象に感染の予防などについて学ぶ緊急の研修会が20日、甲府市で開かれました。
甲府市の県立文学館で開かれた緊急の研修会には、保育所や幼稚園それに老人福祉施設の担当者およそ300人が参加しました。
はじめに県福祉保健部の担当者が11月から12月にかけて県内でノロウイルスの集団感染が相次ぎ、保育所や老人福祉施設などで230人
あまりの患者が発生したことを説明しました。
そしてノロウイルスは感染力が強いのが特徴で、ウイルスのタイプが30種類もあることから体に免疫ができにくいことを紹介しました。
続いて県の担当者はノロウイルスの感染が広がったケースとして、汚物の処理などで十分に手洗いをしなかった場合が多いことをあげ、2次感染を防ぐため使い捨てのマスクや手袋を着用し、トイレやテーブルなどを消毒することを訴えました。
また効果的な予防方法としては石けんを使ってこまめに手洗いをすることを呼びかけていました。