夫殺害・切断 初公判で起訴事実を認める
去年12月に東京・渋谷区の自宅で夫を殺害し、遺体を切断したとして殺人などの罪に問われた三橋歌織被告の初公判が20日、東京地裁で行われ、三橋被告は起訴事実を認めた。
三橋被告は去年12月、自宅のマンションで夫・祐輔さんの頭をワインの瓶で殴って殺害し、遺体を切断して遺棄したとして、殺人と死体遺棄などの罪に問われている。20日の初公判で、三橋被告は起訴事実を認めた。
検察側は、祐輔さんの浮気を疑った三橋被告が友人に「私が尻をたたいて夫はこれだけの名誉や収入を得るようになったのに、どうして私だけが泣きを見て別れなくちゃいけないの」などと話していたと指摘し、憎しみから犯行に及んだと主張した。一方、弁護側は「三橋被告は祐輔さんの暴力でPTSD(=心的外傷後ストレス障害)になっていた」などと主張しており、三橋被告の責任能力の有無が今後の裁判の争点になる。