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背景に中東の支配 ハンドボール五輪予選再試合 

2007.12.18 12:25
このニュースのトピックス五輪
ハンドボールの北京五輪男子アジア予選の日本対クウェート戦で試合終了後、判定をめぐり一時騒然とする両チームの選手ら=9月、豊田市総合体育館ハンドボールの北京五輪男子アジア予選の日本対クウェート戦で試合終了後、判定をめぐり一時騒然とする両チームの選手ら=9月、豊田市総合体育館

 国際ハンドボール連盟(IHF)が17日の理事会で、北京五輪アジア予選を再試合にする前代未聞の決定を下した。近年のアジア連盟はクウェートの王族が事実上支配。今年の五輪予選でも審判員の構成や中東寄りの判定でトラブルが相次ぎ、日本の選手からは「いつになったら、まともな試合ができるのか」との声も上がっていた。

 日本協会幹部は12月上旬、IHFのムスタファ会長に直談判し、再試合を要求した。韓国も全加盟国に不可解な判定を集めたDVDを配布。世界選手権と五輪大陸予選はIHFの直接管理で実施すべきとの要望書を提出し、受け入れられない場合はアジア連盟の東西分割も辞さない構えで訴えた。

 日本にとっては朗報だが、一度は五輪の夢を絶たれた男子代表チームはリマニッチ監督の退任を発表しており、来年1月末までに行われる再試合に向け、後任監督選びなど早急な対応策が求められる。日本ハンドボール協会の川上憲太専務理事は「もう一度、代表チームを組み直し、早急に対策を練らないといけない」と話す。

 また、今回の決定を受け、同協会の市原則之副会長は「最後はやはり正義が勝つ。再試合は日本と韓国の要求が通った形だ。理事会では欧州が味方に付いてくれたようだ」、蒲生晴明協会強化本部長は「日本協会70年の歴史で最大のニュース。朗報どころか、大変なこと。いろいろな努力が実った形だ」と喜びを隠しきれなかった。

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ハンドボールの北京五輪男子アジア予選の日本対クウェート戦で試合終了後、判定をめぐり一時騒然とする両チームの選手ら=9月、豊田市総合体育館

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