18日午後1時25分ごろ、倉敷市昭和2、無職、加藤保之さん(81)方から出火、木造2階建ての加藤さん方と南隣の田口万寿男さん(60)方の木造2階建て家屋が全焼。道路を挟んで東側の神経科医院と鉄筋3階建ての民家が半焼したほか、近くの税理士事務所の一部を焼き、計5棟を巻き込んだ。現場はJR倉敷駅東側の住宅と店舗が混在する市街地。
倉敷署の調べなどによると、「加藤さん方から“ドン”という爆発音が聞こえた」と住民から119番通報があったという。加藤さんは妻うめ子さん(76)と2人暮らしで、焼け跡から2人とみられる男女の遺体が見つかった。同署が遺体の身元確認をすすめている。他にけが人はなかった。
住民によると、うめ子さんはデイサービスを利用していたが、加藤さんは毎朝犬を散歩させるなど元気だったという。近くに住む女性は「爆発音がして外を見ると、火が出ていて瞬く間に燃え広がった」と話した。【石戸諭、山崎明子】
毎日新聞 2007年12月19日