2007年08月

2007年08月05日

早いものでもうすぐ8月、
あれから1ヶ月以上たちました。

事故後ブログの更新がないのでどうしたんだ、
というお便りをいくつかいただきましたが、
あまりに事故の衝撃が強く、
夜眠れない日々が続いたり
冷静にコメントをかけるような状況ではありませんでした。
海外にいるために情報に時差があったのですが
送られてくるニュースで状況が徐々に明らかになっていくについれて
とんでもない事態だということがわかり、
今もひたすら私は何をすべきだったのか、
これから何をすべきなのかを
悶々と悩む日が続いています。

なによりも亡くなられた方々に慎んでお悔やみ申し上げたく思うとともに、
心からご冥福をお祈りしています。
また同時に、入院中の方が一刻も早く回復されること、
近隣にいて迷惑を被った方が回復されること、
施設を利用してくださっていた方々やスタッフの心の傷が癒されること
心からお祈りする毎日です。

日本では、事故対策本部にて
原因究明と被害者の方への対応が続いているそうです。
事故当時の関係者だけでなく、1年半前になる開業時の支配人や、
2年前に退職した開業前の担当者まで事情聴取が行われているそうですが、
それでも多くの事項の絡み合った複合的な事象による事故なので、
まだまだ明確な原因の全体像は分かっていないようです。
私も大したことは何も出来ないですが出来る限り協力しつつ、
今後同じような事故が起こらないためにも、
問題点や課題などが明確になることを望んでいます。

管理体制が甘かった、という点について
もちろん責任は追求されるのは当然として、
でもそれでおしまいにしてしまうのではなく、
例えば配管の亀裂からガスが漏れていたとしたら、
どういった状況下で亀裂が生じてしまったのか、など
管理・構造・設備・法令など全ての面において事細かに明らかにされていくことが
今後の同じような事故の防止、他の温浴施設の参考になると思います。
被害を被った方々の傷を無駄にしないためにも、
今回のことから出来る限り多くの示唆が生まれることを望んでいます。

−−−−


ここのブログは、あくまで個人的な場所なので
徐々に以前のようなメキシコ生活やこちらの温泉などについての
日記に戻していきたいと思いますが、
だからといって事故のことを忘れたわけではなく、
この事は、一生背負う荷というか業のように
私と共にずっと存在し続けると思っています。

そんな中、日記が更新されないことを
心配してくださった方々には
本当に感謝の言葉がありません。
海外にいて、相談出来る友人や家族と離れている事もあって、
ただひたすら一人で考える日々において
ちょっとしたメールでの励ましにさえ
とても心暖まる気持ちがしました。
ありがとうございました。


(04:39)