文化の家が、まるまる一日、音楽テーマパークに大変身!
子どもたちが、音楽が、笑顔がホールから溢れ出した!!
長久手こども音楽劇場
おんぱく〜音のテーマパーク・情熱のボレロ

■「おんぱく」のねらい

【「おんぱく」とは?
音のテーマパーク「おんぱく」は、音の博物館、音博士、音拍、音パーク、わんぱくなどなど、さまざまなイメージから名づけられました。また、「おんぱく」のキャラクターデザインは、子どもたちが「にぎやかで盛りだくさんの音をパクパク食べる」というわんぱくぶりを表しています。


 

 

【最高の条件で音楽を】
このイベントは、子どもたちに、音楽やアーティストと触れ合える機会をできるだけ間近で体験してもらうことが目的です。一日がかりのイベントの大半は各楽器の演奏家が、文化の家にあるさまざまなスペースで楽器のお話、演奏などアーティスト自身のキャラクターを活かしたプレゼンテーションを行います。そして、イベントの最後にはホールに集まり、一日かけて近くで見てきた楽器たちが、最後にオーケストラのなかで重なり合って響くコンサートに参加します。

【聴く、だけじゃない】
もう一つの特徴は、聴くだけでないさまざまなアトラクションがあります。楽器作り、工作、ダンスのワークショップ、フェイスペイント、楽器に詳しくなるスタンプラリーなど、自ら作ったり、演じたり、知ることによってさまざまな感覚でイベントを楽しめる要素を盛り込みました。


パスポート中面(6.69MB)
(「右クリック→対象をファイルに保存」で保存してください。)

【地元若手アーティストたちとの共同作業】
長久手町は、芸術家の町です。人口の約1%の方々が音楽や美術などの芸術活動をおこなっています。今回は、町内にある愛知県立芸術大学の卒業生を中心に結成された愛知室内オーケストラのみなさんと文化の家が1年がかりで何度もミーティングを行ないながら「おんぱく」を創り上げてきました。愛知室内オーケストラのメンバーは、長久手ゆかりの地。このイベントへの意気込みとサービス精神は並ならぬものでした。


愛知室内オーケストラ

【イベント自体が「ボレロ」】
ラヴェルの名曲「ボレロ」。もっともシンプルで、多彩で、偉大な曲。一つ一つの楽器がバトンタッチしながら同じメロディーを演奏し、やがて楽器同士の音が重なり合い、大きなクライマックスを築いて行きます。まさに「おんぱく」そのものが「ボレロ」のよう?!


パスポート表面(14.7MB)
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【もう一人のアーティスト〜50名の「おんぱくスタッフ」のみなさん】
文化の家全館を使用した一日がかかり大イベントを支えたのは、「おんぱくスタッフ」約50名ものボランティアの方々です。おんぱくスタッフは、受付や誘導といったサポート的な業務を越えて、アーティストたちのサポートから共演までこなし、それはもはやこのイベントを一緒に創り上げる「もう一人のアーティスト」でした。

自発的にアトラクションを盛り上げるおんぱくスタッフ

撤収までてきぱきとこなした優秀なおんぱくスタッフたち!


■ファンファーレ(愛知室内〈以下ACO〉オーケストラ)
 午前10時開演。


文化の家を東西につらぬくガレリアに
ファンファーレが高らかと鳴り響きます。
■音さがしのへや
・弦楽器のへや (展示室:ACO弦楽セクション)

楽器がこんなに間近に!
実際に弦をはじいてみよう!
・木管楽器のへや (舞踊室:ACO木管セクション)

一人一人にリードが配られて、実際に吹いてみます。
うまく鳴ったかな?

アーティストのみなさんは優しくてサービス満点!
とびっきり楽しいパフォーマンスが繰り広げられます。
・サックスのへや (展示室:講義室2:堀江裕介〈サックス〉)

「サックスは6人家族!」
さまざまなサックスを自由にあやつります。

やった!音が出たぁ…!
・金管楽器のへや(風のホールホワイエ:ACO金管セクション)

ホースの先にはペットボトルが・・・。
これでもりっぱな「らっぱ」なんです!

実際にボレロをやってしまいました。
・打楽器のへや(光のホール:ACO打楽器セクション)

カラーの棒をたたくとそれぞれ音程が出る!

打楽器の種類は本当にたくさん。
やっぱり人気。
・たっくんのゆかいなへや(音楽室:菅原拓馬〈作曲原人〉)

作曲原人たっくんのへやは、何をやってもOK!
音を出せば音楽になってしまうフシギで楽しいコーナー。

さまざまな楽器を自由にさわれば、
キミもその瞬間からアーティスト!
・マエストロのへや(風のホール:山田和樹〈指揮〉+ACO弦楽セクション)

アーティストのみなさんも手抜きはなし!
小さなマエストロたちのタクトにピタリとつけます
やさしくレクチャーするマエストロ

・昼休みのゲリラ演奏(ガレリア:Mens La)


お昼休みに突然現れたゲリラ隊!

大いに盛り上がりました!
■音あそびのへや

・ 楽器を作ろう!
 (美術室:文化の家創造スタッフ:澤村佳代子〈美術〉+横田真規子〈ヴァイオリン〉



竹のしゃもじに色を塗って遊んじゃおう!

楽器ができたらみんなでいっしょにセッションだ!

・ボレロを踊ろう!
 (森のホールホワイエ:安藤可織〈文化の家創造スタッフ〉+山田陽介〈ギター〉)


ボレロのリズムに合わせてダンスダンスダンス!

 

最後にステージで踊る準備をします。
・ぺったん★マイおんぷ♪(北ガレリア:岩野早苗〈文化の家創造スタッフ〉ほか)

カラフルな紙を切ってはってオリジナルの音符をつくります。


五線のボードにはりつけてみると、
こんな感じになりました〜。
・フェイスペイント(アトリウム)


フェイスペイントコーナーはいつも大にぎわい。
自分でも描いてみよう!

マエストロも参加!
おんぱくスタッフと笑顔のショット!
・スタンプラリー(館内各所)

文化の家館内8箇所に設置されたスタンプコーナー。
楽器にくわしくなれて、文化の家も探検できる!
すべてのスタンプを押したら… こんな部屋へ行けちゃう


■コンサートだ!ホールに全員集合!!(森のホール)

<Program>
・ビゼー:アルルの女第二組曲
・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 (ギター:山田陽介)
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 (ヴァイオリン:平光真彌)
・ラヴェル:ボレロ
 (編曲:菅原拓馬)
・アンコール:みんなでボレロ

指揮:山田和樹
愛知室内オーケストラ


コンサートの最後には、「ボレロを踊ろう!」の子どもたちがボレロを共演!
客席も手作り楽器や手拍子で参加。全員でボレロを創りました。




愛知室内オーケストラとおんぱくスタッフ総勢100名が集合!
一緒に創りあげたイベントが終わりました。 一日お疲れ様でした!

丸一日のイベントは無事終えることができました。
子どもも大人もアーティストもスタッフも、みんな楽しみました。
そして、笑顔がホールから溢れ出しました。

ご協力いただきましたみなさまに心より御礼申し上げます。




「おんぱく」関連web
山田和樹メッセージ 山田和樹ホームページ』より
愛知室内オーケストラブログ 愛知室内オーケストラ OFFICIAL WEB SITE』より