「生命(いのち)のメッセージ展」が1月12日から14日まで那覇市のてんぶす那覇で開かれる。犯罪や事故、いじめなどで、理不尽に命を奪われた被害者の等身大の人型や靴などを展示、命の重さを感じてもらう。
同展は悪質な交通事故で息子を失った鈴木共子さん(神奈川県)が2001年に東京で初開催。その後、全国各地で開かれ、沖縄では初めて。
犯罪被害者支援のひだまりの会okinawaの川満由美代表が昨年11月に鈴木さんと出会った際に「沖縄でやりたい」と伝え、琉大生や沖国大大学院生の協力を得て実現にこぎつけた。
川満さんは05年2月、夫正則さんを自衛官に殺された。今回、県内で唯一メッセンジャー(人型パネル)を制作した。「彼の生きていた証しを残したいという気持ちが強い。みなさんに命の尊さを受け止めてほしい」と多くの来場を呼び掛けている。
展示のほか、川満さんが12日午後2時から講演。鈴木さんの実話を基にした映画「0(ゼロ)からの風」も12日午前10時半と午後4時半、13日午前10時半と午後1時半、同4時半から上映する。入場料は展示会無料、映画1000円。
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