命の尊さ感じて/犯罪被害者らが企画展
犯罪や不慮の事故に巻き込まれて亡くなった被害者の人型パネルなどを展示する「生命のメッセージ展in沖縄」が一月十二日から三日間、那覇市のてんぶす那覇で開かれる。いじめや犯罪、医療過誤などで命を落とした約百三十人の等身大のパネルに、プロフィルや遺族からのメッセージを添えて展示する。
無免許飲酒運転の車に息子がはねられ亡くなった、神奈川県の鈴木共子さんが代表を務める「生命のメッセージ展実行委員会」の主催。全国各地で命の尊さや、犯罪被害者と遺族の人権を訴えている。同展の県内開催を呼び掛けた犯罪被害者支援グループ「ひだまりの会okinawa」の川満由美代表は、夫が強盗に襲われ殺害された。「大切な人を失った気持ちを、形に残しておきたい。命の尊さや遺族の悲しみを感じて、受け止めてほしい」と話した。
鈴木さんをモデルに女優の田中好子さんが主演する映画「0(ゼロ)からの風」も上映される。問い合わせは同運営委員会、電話090(2584)3639。